金属アレルギー|金属アレルギー治療は駒込はたぶ歯科医院へご相談ください

金属アレルギー・顎関節症治療ならはたぶ歯科医院
  • お問い合わせはこちら
  • 0358155013

金属アレルギー

病気の根本原因とは

病気には、5つの根本原因が考えられます。

  • 重金属
  • 電磁波
  • 細菌・ウィルス・寄生虫
  • 化学物質
  • 精神的ストレス

はたぶ歯科医院では、これらの項目により患者様の健康を損なわないように、細心の注意を払って治療を行っています。この中でも特に、歯科治療において注意を払わなければいけないのが、重金属による金属アレルギーです。

金属アレルギー

金属アレルギーとは、一般的には「金属に触れた箇所がかぶれたり腫れたりする」症状であると考えられがちです。しかし、金属が直接アレルギーを引き起こすわけではありません。金属から溶け出した「金属イオン」が、タンパク質と結合することによってアレルギーが引き起こされます。

つまり、金属が溶け出しやすい環境であればあるほど、発症しやすくなります。夏場のようにたくさん汗をかく季節は注意が必要です。逆に、同じ金属でも貴金属金、プラチナ、チタンなどは溶け出しにくい素材であるため、イオン化しにくい=金属アレルギーを発症しにくい、と言われています。

保険治療で使用されている歯科金属は、アマルガム・金銀パラジウム合金・ニッケル・銀合金など、イオン化しやすい金属がほとんどです。これらの素材でも最低限の治療は可能ですし、非常に安価であるため保険治療では重宝されています。しかし、金属が口腔内で少しずつ溶け出した結果、アレルギーを引き起こすという事例は非常に多くございます。

歯科金属が原因のアレルギーは、治療後すぐに現れるとは限りません。治療から10年、20年後に発症するというケースも多く見られます。原因不明の体調不良が続く方は、ぜひ1度お口の中の環境を見直してみてください。歯科治療の際に詰めた金属がある場合は、1度ご来院いただき、検査を受けることを強くお勧めします。

保険治療で使用される歯科金属

アマルガム

アマルガムとは、水銀50%・銀35%・スズ9%・銅6%・亜鉛少量でできています。特に、水銀は有害物質としてニュースでもよく取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。そもそもアマルガム自体が、廃棄・輸送時には毒物として取り扱うように指示があるほどの有害物質です。

アマルガムの危険性が広く知られるようになったため、現在では使用している歯科医院はほとんどありませんが、20年程前までは頻繁に使用されていましたので、過去に虫歯治療をされた方は要注意です。気になる方は、ぜひ1度検査にお越しください。

金銀パラジウム合金

金銀パラジウム合金に含まれる「パラジウム」が、身体に悪影響を及ぼす物質であることが分かっています。金属アレルギー検査では、約半数の方に陽性反応が出る金属です。

医療先進国では、歯科素材のパンフレットにわざわざ「パラジウムを使用していません」と注意書きが書かれていたり、「幼児及び妊婦にはパラジウムを使用してはいけない」という勧告がされたりしています。また、パラジウムが原因で、皮膚病である掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)が発症するとも言われています(掌蹠膿疱症についてはこちら)。

ニッケルクロム合金

ニッケルクロム合金は、発がん性物質です。にも関わらず、現在でもまだ保険適応素材として認められています。ニッケルクロムは、超微量であれば身体に必要な物質なのですが、歯科治療のようにかたまりで入れてしまうと、量が多すぎることによって悪影響を及ぼします。

危険性が広く知られてきたことにより、使用している歯科医院は減りつつありますが、まだまだ取り扱っている医院もあるようです。

銀合金

現在の保険治療の主流となっている歯科金属です。但しその危険性は、他の金属に比べれば「まだまし」といった程度です。銀の食器やアクセサリーを想像すると分かりやすいと思いますが、時間が経ったり汗などで濡れたまま放置すると黒ずんできたりしませんか?銀合金も、それと同じ現象が起こります。特に口の中は常に唾液で湿っているため、食器やアクセサリーよりも酸化しやすいので、金属の溶け出しによって歯ぐきが黒く変色します。

掌蹠膿疱症とは

手のひらや足の裏などに、膿がたまる病気のことです。小さな水ぶくれから膿に変化し、皮膚が赤くなったり、膿がかさぶたになって剥がれ落ちてきたりします。水虫や他の皮膚病と間違えられることもあり、患者さまの多くは、発症してから何年も経ってようやく「掌蹠膿疱症」と診断されています。

診断は皮膚科で行いますが、皮膚科での治療だけでは治癒しないことが多い病気です。東京のとある病院で、掌蹠膿疱症の患者さま238人を対象に調査をしたところ、原因の47%が歯周病などの歯の病巣、22%が扁桃の病巣、12%が歯周病・扁桃の両方、3%が歯科金属アレルギーでした。また、喫煙との関連性も指摘されており、男性患者さまの72.5%、女性患者さまの93.8%が喫煙者だったというデータもあります。

掌蹠膿疱症と診断されている方は、1度お口の中を検査する必要があります。皮膚科での診断を受けていない方も、思い当たる症状が現れている方は、ぜひ1度当院までお越しください。この病気は、一般的に完治まで3~7年かかると言われていますが、歯科金属を除去した後、3週間~3か月ほどで症状の改善が見られた例もございます。

歯科金属による電流の影響

アルミホイルや銀紙を噛むと感じる、不快な感覚を経験したことはありませんか?この不快な感覚の原因は、電流です。

体内には微弱な電流が流れており、これによって全身をコントロールしています。しかし、アルミホイルなどを噛むことによって発生する「カルバニー電流」によって、コントロール系統が乱れます。飛行機の離着陸時に、誤作動を起こさないよう携帯電話などの電源を切るように言われますが、その原理と同じです。

実はこの「カルバニー電流」は、歯科金属によっても発生します。アルミホイルを噛むのとは違い常にお口の中に金属があるので、カルバニー電流が常に流れ続けており、不快な感覚がずっと続くことになります。痛み、疲れ、不眠、イライラなどの様々な神経症状を引き起こしますが、内科等で診断すると身体に異常はなく、自律神経失調症や更年期障害と診断されることが多いようです。

関連記事
掌蹠膿疱症の治療は?
掌蹠膿疱症(手と足の皮の感染症)

ページトップへ